居宅介護支援事業

在宅介護支援事業のご案内

尚寿会が主軸とする慢性期医療には、在宅療養を支えるための医療・看護・介護・リハビリテーションが不可欠です。 施設に入院(入所)なさった瞬間から、患者(利用者)さんとなられる皆さんも、ご自宅にいらっしゃれば、“うちのおじいちゃん・おばあちゃん”です。ここには大きな溝のようなものが感じられます。

在宅医療の推進は国の政策誘導であるとして、否定的な意見も事実存在しますが、私たちは在宅医療も一生涯におけるひとつの選択肢であると考えています。但し、その選択をするのは、主人公である患者さん本人であり、その意志が常に尊重されることが最も重要です。

もちろん病態によって、入院加療で改善する場合は、積極的に入院を勧めます。しかし、身近で安易なセイフティーネット(入院加療)の存在が、かえって在宅滞在患者さんの治療域値・人生の質を下げてしまうこともないでしょうか。

どうして患者さんが在宅を選択したかを考え、本当に家に居たい方、家で最期を全うしたい方、最後まで患者さんと一緒に居たいと思う家族の気持ちにこたえます。  在宅医療を行う上で、家で視る・看取るというコンセプトをブレさせないために、私たちが行うのは、在宅医療のレベル・限界点の押し上げです。生活医療の底上げです。

常に、「誰のために」・「何のために」だけを見つめてマネージメントを行わなければ、質の高い自宅での医療・看護・介護・リハビリテーションは存在できません。 私たちが目指す在宅支援は、常にご本人の意志を第一に考える視点で寄り添う支援です。